オジリナルポイント仕様変更による今後のデッキ構築への影響を考える
こんばんは。
本日、公式より突然
「カードランキングの閾値、各ランクのオリジナルポイントが変更になる」
と発表がありました。今週18日(金)からの実施のようです。
詳しくは↓
前回のカードランキング更新が3/3(木)ということを考えると、おそらく18日(金)にランク更新と同時に仕様変更となりそうです。
「Bデッキが組みやすくなる」
「高オリボデッキ組むのはキツそう」
など、様々な意見がプレイヤー間で飛び交っていますが、実際これがどのような影響を与えるのか、考えてみたいと思います。
【現仕様との比較】
まずは、現在の仕様と、新仕様とを見比べてみましょう。
■カードランキングの閾値
(旧) (新)
・ 001位 ~ 100位 : 0p ・ 001位 ~ 130位 : 0p
・ 101位 ~ 300位 : 1p ・ 131位 ~ 150位 : 1p
・ 301位 ~ 550位 : 2p ・ 151位 ~ 550位 : 4p
・ 551位 ~ 000 : 4p ・ 551位 ~ 000位 : 6p
■各ランクのオリジナルポイント ※AP獲得倍率は変更無し
(旧) (新)
・S : 80p ~ ・S : 160p ~
・A : 40p ~ 79p ・A : 080p ~ 159p
・B : 20p ~ 39p ・B : 040p ~ 079p
・C : 05p ~ 19p ・C : 010p ~ 039p
・D : 00p ~ 14p ・D : 000p ~ 109p
【変更点について】
簡単にまとめると、
・2p枠の廃止(4p枠に変更)
・6p枠の新設(旧4p枠)
・0pの該当枚数が100種→30種、1pは200種→120種と大幅に減少
・4p枠は400種と、現時点で最多(6p枠は約330種)
・各ランクに到達するために必要なポイントは、これまでの倍(Dデッキを覗く)
【Cデッキ考察】
「結局、使用率の高い0p、1pがデッキに採用されやすいから、ボーナスは得にくいのでは?」
という疑問を持つ人もいると思います。
もちろんデッキによっては厳しいものもあるかと思いますが、カードランキングを確認してみると必ずしもそういう訳ではないということが見えてきます。
まず、新0p枠である1位~30位のカードについて、現在のランキングに照らし合わせて確認していきます。
■カードランキング(3/14現在)
01位:《デビルウィンナー》 11位:《光明神アポロン》 21位:《アサルトエンジェル》
02位:《無限の魔法石》 12位:《天空のアイテール》 22位:《雷鎚・ミョルニル》
03位:《カパエル》 13位:《人の業》 23位:《聖槍・ロンギヌス》
04位:《ハッパロイド》 14位:《風紀委員マコ》 24位:《バトルカイザー》
05位:《ブロックナイト》 15位:《白夜刀のカンナ》 25位:《始世姫ジョカ》
06位:《武器破壊》 16位:《不可侵防壁》 26位:《人身御供》
07位:《破壊少女シヴァ》 17位:《何でも屋の陳列台》 27位:《ミイラくん》
08位:《ミューズ》 18位:《原初神ガイア》 28位:《天帝インドラ》
09位:《戦神・毘沙門》 19位:《裁きのマーヤ》 29位:《大魔導師リーナ》
10位:《ジャンプー》 20位:《蠅魔王ベルゼブブ》 30位:《叢雲・クサナギ》
もちろん次のランキング更新でいくつかのカードは入れ替わるでしょうが、上位20位帯はよほどのことがない限り安泰でしょう。21位以下でも「緑アグロ」の流行もあり、来期は5枚前後の入れ替えとなるのではと推測します。
ぱっと見た限り、この30種のカードがデッキ40枚中の大半を占めるデッキはあまり思いつきません。あるとしたら「赤黄ミッドレンジ」くらいでしょうか。(それも今はあまり見かけないデッキですし)
上記30種が新仕様で0pとなるとして、これらのカードの内、最も多くの種類(赤字で書いたカード)を使用しそうな「珍獣」デッキの場合、新査定ではどうなるか検証したいと思います。
【サンプルデッキ】
サンプルなのでテキトーですw
現在の査定では2pでDデッキとなるので、普通はこのデッキ使いませんよね。
《チェインフレイム》や《両成敗》の枠を4pカードに差し替え、Cデッキにすると思います。
ただ、これを新査定で計算すると…
上記の赤字で書いたカード、7種20枚は0pのままですが、残り20枚は1pとなるので、デッキのオリジナルポイントは20p、Cデッキとなる訳です。
ランキング更新で《見習い魔導師リーナ》(現37位)、《学びの庭》(現39位)、《KP》(現40位)がトップ30入りとなっても、残り11pなのでCデッキのまま。
多くの高順位カードを使用する「珍獣」デッキでこれですから、新査定からは
「妥協無しのガチデッキを組んでもCデッキにはなる」
と考えていいと思います。
これまではCデッキといえど4pカードを採用する等、数枚はポイント調整用カードが入っていましたが、それすら必要なくなりそうです。
【Bデッキ考察】
では、使用者の多いBデッキではどうなのか。
Bデッキを組む際、多くの人がポイントを稼ぐために
「4pユニット×3枚=12p」
を採用しているかと思います。この場合、残り37枚で8pを稼げば20pでBデッキ到達のため、かなり余裕がありますよね。
これが新査定で同じように稼ごうとすると
「6pユニット×3枚=18p」
となります。新査定でのBデッキは40p必要のため、残り37枚で22p。0pカードを採用することを考えると、大変なように思えます。
しかし、実際はそうでもありません。
なぜなら、これまで0pだった31位~100位帯のカードは新査定で1p、1pだった151位~300位帯のカードは4p、2pだったカードは4pとなるからです。
例えば、今期ランキングで見てめぼしいものだけでも、
「舞姫」関連
33位:《丹花のリンリン》、51位:《巫女の護り手》、52位:《ソウルダンサー》
58位:《アメノウズメ》 (各1p)
「選ばれし者」関連
46位:《ダークプリースト》、56位:《選ばれし者》、67位《どきどきテイスティング》 (各1p)
「アリアンロッド」関連
59位:《追い風》、88位:《アリアンロッド》 (各1p)
154位:《狂犬の採掘》、306位:《突撃の合図》 (各4p)
「トリロス」関連
38位:《火炎将軍スルト》、44位:《聖夜のメリィ》、47位:《魔槍のリリム》
48位:《おおきくなるよ!》、62位:《火精フレイミー》、74位:《三叉・トリシューラ》 (各1p)
「緑アグロ」関連
68位:《ランスロット》、76位《キュベレー》、79位:《潜在開放》
80位:《ライオンハートガール》、83位:《開闢王伏羲》 (各1p)
178位:《狂気の決闘場》、227位:《獣王の威光》 (各4p)
ぱっと見ただけでも、これだけのカードにポイントが付けば、B到達はそれほど難しくないのではと考えます。
特に《アリアンロッド》デッキで必須となる《狂犬の採掘》のようなパーツが、今期のように151位以下になると非常においしいですね。これまで1pだったものが、4倍の4pとなるのですから。
よって、今後の更新では「30位ライン」「150位ライン」に特に注目していくことになりそうです。
【まとめ】
「結局、新査定でどうなるの?」
という問いについては、これまでの考察をまとめると、
「C・Bデッキはこれまでより組みやすくなり、極端なポイント要員の必要性が薄れる」
というのが個人的意見です。
ちょっとこれまで時間がかかりすぎたのでA・Sデッキについては書きませんが、これについては今より厳しくなるのではないかと考えています(特にSデッキ)
この仕様変更からは
「簡単に盛れる高オリボデッキを組みにくくし、強いC・BデッキでじっくりAPを増やしてほしい」
という意図が見える気がします。
以前、Sデッキのボーナス減(3倍→2.5倍)もありましたし。
「高オリボデッキでやればやるほど増えるので、やったもん勝ち」というプレイヤーの批判の声に、1つの形として答えたのではないでしょうか。
無駄に長くなりました…
あんまり上手く考えがまとまってない気もしますが、ご容赦ください。
詳しくは17日の公式生放送に期待しましょう!
それではこの辺で。